適切なリリースポイントの位置と前にする3つの方法


 

著者:伊藤 出パーソナルトレーナー / IDEALSTYLE代表

パーソナルトレーナー歴11年|元三笠宮寛仁親王殿下のパーソナルトレーナーであった魚住廣信名誉教授に師事|指導経歴:宝塚歌劇団員・三菱重工神戸野球部員・ボクシングミニマム級5位など|アスリートフードマイスター&元板前。

TwitterYouTube無料体験のお申込        
 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

自分に合ったリリースポイントでボールを投げられると、指先からボールへと力が適切に伝わり、良いパフォーマンスが発揮できます。

ただ、リリースの位置が低かったり投球ごとにバラけてしまうと、コントロールが悪くなったり球速が落ちる可能性があります。

この記事では、

  • 適切なリリースポイントの位置
  • リリースポイントを前にする3つの方法

などを解説します。

 

適切なリリースポイントの位置

ピッチャーに限らず、野球選手の適切なリリースポイントは、以下の通りです。

適切なリリースポイントの位置

身体の構造上、適切なリリースポイントは、

  • バンザイした状態から外側へ約45度
  • 横から身体を見たときに前側へ約45度

この関係にある位置が、適切なリリースポイントになります。

  • オーバースロー
  • サイドスロー
  • アンダースロー

など投げ方によっては、リリースポイントがそれぞれ違うように見えますよね。

見た目としては違うように見えても、身体と腕の関係は一緒なんですね。

身体をどのように傾けているかによって見え方が変わるだけです。ですので、基本的なリリースポイントは、

腕が前側&外側に45度ぐらいの位置

になります。

では、なぜこのリリースポイントの位置が良いのでしょうか?

このリリースポイントが適切な理由

理由は、

肩周辺にあるすべての筋肉が動員される位置だから

です。

リリースポイントでは大きなストレスを受けますが、上記の位置でボールをリリースできると、周辺にある多くの筋肉にストレスが分散できます。

そうすると、肩周辺を痛めづらいですし、パフォーマンスも高くなるんですね。

逆に、上記のリリースポイントからずれてしまうことで肩周りの局部の筋肉にストレスがかかり、

  • パフォーマンスが下がる
  • 肩周辺を痛めてしまう

などマイナスになってしまう可能性が高くなります。ですので、リリースポイントの目安は、

  • 外側45度
  • 前方45度

の位置になるというわけです。

ただ、実際この位置よりも後ろの位置でリリースを迎えている選手も多いと思います。

こういった選手は、どうすればリリースポイントを前に持っていくことができるのでしょうか?

 

リリースポイントを前にする方法①:前の空間を切る

では、上記でお伝えしたリリースポイントを前の位置にするには、どうすればいいのでしょうか?

リリースポイントを確認する方法

まず最初に、自分に合ったリリースポイントを感覚的に掴むためには、以下のような方法を行っていきます。

手順

  1. 投球フォームの中で現在のリリースポイントで静止する
  2. そこで壁や誰かにサポートしてもらい、手を押す
  3. 一番力の入る位置で押せるようにリリースポイントを微調整する
  4. 一番力の入る位置=自分に合ったリリースポイントになる

自分に合ったリリースポイントがみつかると、肩周辺ではなく体幹に最も力が入り安定します。

こういった手順で、自分に合ったリリースポイントの目安を作ります。

確認した位置を切るイメージで投げる

次はその目安になった位置を切るイメージでボールを投げていきます。

これだけのイメージでいつもよりリリースポイントは前になりますし、自然な動作の中で投球動作が行われるので、肩肘も痛めづらくなります。

具体的な身体の使い方は、「ピッチャーの基本的な投げ方を3ステップで解説」や「肩・肘が痛くならない投げ方を習得する3つのステップ」で解説しているので、こちらも参考にしてみてください。

ここまでできると自分に合ったリリースポイントになり、気持ち良くボールを投げられるようになります。

 

リリースポイントを前にする方法②:腰や骨盤を軽く引く

次の方法は、作用反作用を活用する方法です。

具体的な方法

手順

  1. 普段通りに軸足に体重を乗せる
  2. 体重移動を行い、投球動作に入る
  3. ボールをリリースする瞬間に投球腕の逆側の腰や骨盤を軽く引く
  4. 腕を身体に巻きつけ、フォロースルーを迎える

このように、投球時に骨盤や腰を軽く引く意識を持つことで、反対側の投球腕が作用反作用の関係で前に出てきます。

これだけで球速が上がる選手もいるぐらい、リリースポイントを前に変えられる方法ですね。

 

リリースポイントを前にする方法③:体幹に対角の動きをインプットする

次の方法は②でお伝えした方法と似ていますが、最初に動きを身体にインプットしておきます。

具体的な方法

手順

  1. リリースを迎えたような体勢になる
  2. 投球する腕の肩と逆側の骨盤を合わせに行くイメージで身体を折る
  3. 腹筋を対角線上に力ませ、20回ほど腹筋に力を入れる
  4. この動作の後に、いつも通りに投球を行う

このように、体幹に身体の使い方を先にインプットすると、腕が身体に巻きつくようにフォロースルーを迎えます。

フォロースルーが適切にとれると、同時にリリースポイントが前になるので、こういった方法もおすすめですね。

3つの方法などでリリースポイントを前にすると、次はリリースポイントを安定させるために以下のことも行っていきます。

 

リリースポイントを安定させる方法

コントロールが乱れやすい選手は、以下のことに注意するとコントロールが良くなります。

フォロースルーの位置を同じにする

コントロールが悪い選手は、自然な投球動作ができていなかったり、投球ごとにリリースポイントがズレていることがあります。

こういう場合は、リリースポイントの位置を毎回同じにすればコントロールが良くなるんですね。

リリースポイントの位置を安定させるためには、

リリースポイントそのものを調節しようとせず、フォロースルーの位置を同じにする

ことがポイントです。

フォロースルーの位置が毎回同じであれば、リリースポイントも同じになります。

先ほど自分に合ったリリースポイントを確認していただきましたが、この位置でボールをリリースして投げた感覚を感じます。

そして、

  • 投球を繰り返し、一番感覚の良いフォロースルーの位置を感覚的に掴む
  • その位置にフォロースルーが毎回くるようにする

これを繰り返すだけでリリースポイントが安定し、コントロールが良くなります。

野球選手にとってはプラスの成果が得られるので、ぜひ上記の内容を参考にリリースポイントを調節してみてくださいね。

体幹トレーニングも行うことが重要

上記では、適切なリリースポイントの位置などを解説しましたが、リリースの瞬間には常に体幹に力が入ります。

もし体幹の筋持久力が低い場合、どうしても手投げになったりフォームが変わる可能性があるんですね。

ですので、リリースポイントを安定させるためにも、日頃から体幹トレーニングで鍛えておくことも重要です。

体幹トレーニングの方法は、以下の記事で解説しているので、こちらをご覧ください。

今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ちなみに、投球時の手首の使い方などは以下の記事で解説しているので、こちらもよかったらどうぞ。

▼パーソナルトレーニング
の無料体験やレッスンお申込はこちら


 
IDEALSTYLEでは、野球やランニングに関する悩みを改善するために、パーソナルトレーニングの無料体験を行っています。

「何をしても変わらない」「どうすれば変わるんだろう...」そんな悩みを改善する“きっかけ”をご提供できればと思っています。

無料体験をご希望の方や悩みを改善したい方は、お気軽にご相談ください。

IDEALSTYLEについて
無料体験のお申込はこちら
出張パーソナルのお申込はこちら
オンラインパーソナルのお申込はこちら
【毎月限定1名】モニター募集について

 
 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*